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一網打尽

一網いちもうじん
  • 出典:『十八史略』巻六・宋・仁宗皇帝(国立国会図書館デジタルコレクション「十八史畧 六」参照)、『宋史』范純仁伝(ウィキソース「宋史/卷314」参照)
  • 解釈:一度打った網で魚をすべて捕らえる。転じて、一度に敵や犯人をすべて捕らえること。
  • 十八史略 … 七巻。元のそうせん撰。『史記』から『新五代史』までの十七の正史に、宋代の史書を加えて十八史とし、その概要を編年体でまとめたもの。史料的価値はほとんどないが、我が国では初学者のための入門書として広く読まれており、特に江戸時代には『論語』『唐詩選』とともに、初学者の必読書とされた。ウィキペディア【十八史略】参照。
〔十八史略、宋、仁宗皇帝〕
御史中丞王拱辰、素不便衍等所爲。
御史ぎょし中丞ちゅうじょう王拱辰おうきょうしんもとよりえんところ便べんとせず。
  • 御史中丞 … 御史台の次官。
  • 衍 … 杜衍。
因攻其事。
ってことむ。
置獄得罪者數人。
ごくいてつみもの数人すうにんなり。
拱辰喜曰、吾一網打矣。
きょうしんよろこんでいわく、われ一網いちもうくせり、と。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句