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六尺の孤を託すべし

六尺りくせきたくすべし
  • 出典:『論語』泰伯第八6(ウィキソース「論語/泰伯第八」参照)
  • 解釈:孤児になった幼君を安心して預けることができる。信頼できる人物のこと。そうが君子らしい人物について、三つ挙げた中の一つ。君子らしい人物の他の二つは、「国家の命運を任せられる人」と、「国家の大事にあたって、その志を曲げない人」である。「六尺」は、十四、五歳ぐらいのこと。周代の一尺は22.5cm。従って六尺は135cm。「孤」は、みなし児。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
曾子曰、可以託六尺之孤、可以寄百里之命。臨大節而不可奪也。君子人與、君子人也。
そういわく、もっ六尺りくせきたくく、もっひゃくめいし。大節たいせつのぞみてうばからず。くんじんか、くんじんなり。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「泰伯第八6」参照。
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