論の篤きに是れ与せば、君子者か、色荘者か
論の篤きに是れ与せば、君子者か、色荘者か
- 出典:『論語』先進第十一20(ウィキソース「論語/先進第十一」参照)
- 解釈:議論がしっかりしているというだけで判断したのでは、その人が本当に君子といえる人なのか、うわべだけを飾っている人なのか、区別がつかない。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、論篤是與、君子者乎、色莊者乎。
子曰く、論の篤きに是れ与せば、君子者か、色荘者か。
- 論篤 … 議論の篤実なこと。言論がしっかりしていること。
- 与 … 賛成する。正しいと判断する。
- 君子者乎 … 君子といえる者だろうか。「乎」は「か」と読み、「~であろうか」と訳す。軽い疑問の意を示す。
- 色荘者 … うわべだけを飾る見せかけだけの人。「色」は、表情や態度。「荘」は、堂々としていること。
- 詳しい注釈と現代語訳については「先進第十一20」参照。
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