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左袒

たん
  • 出典:『史記』呂后本紀(ウィキソース「史記/卷009」参照)
  • 解釈:左の片肌を脱ぐこと。転じて、人を助ける。味方する。「袒」は、「襢」とも書く。
  • 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀十二巻、表十巻、書八巻、世家三十巻、列伝七十巻の全百三十巻。ウィキペディア【史記】参照。
太尉將之入軍門、行令軍中曰、爲呂氏右襢。爲劉氏左襢
たいこれしょうとし、軍門ぐんもんり、くゆくぐんちゅうれいしていわく、りょためにするものは右袒ゆうたんせよ。りゅうためにするものはたんせよ、と。
  • 太尉 … 軍事をつかさどる官の長官。ここでは周勃を指す。
  • 右袒 … 右の片肌を脱ぐこと。
  • 左袒 … 左の片肌を脱ぐこと。転じて、人を助ける。加勢する。味方すること。
軍中皆左襢、爲劉氏。太尉行至。將軍呂祿亦已解上將印去。太尉遂將北軍。
ぐんちゅうみなたんし、りゅうためにす。たいいたる。しょうぐん呂禄りょろくすで上将じょうしょういんる。たいつい北軍ほくぐんしょうたり。
  • 解印 … 官職をやめる。辞任すること。「印」は、印綬。官職任命のしるしとして、天子が与えた印とそれをつるすひも。印綬を解く。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句