>   故事名言   >   さ行   >   其の知は及ぶ可きなり。其の愚は及ぶ可からざるなり

其の知は及ぶ可きなり。其の愚は及ぶ可からざるなり

およきなり。およからざるなり
  • 出典:『論語』公冶長第五20(ウィキソース「論語/公冶長第五」参照)
  • 解釈:その知者ぶりは真似できるが、その愚者ぶりは真似することができない。衛の大夫のねい武子ぶしは、孔子より約百年前の人であった。国が平和なときは智者として働き、国が乱れたときは愚者のふりをして損な役回りを引き受けて国難に当たったという。ここでは孔子が彼を評した言葉。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、甯武子、邦有道則知、邦無道則愚。其知可及也。其愚不可及也
いわく、ねい武子ぶしは、くにみちればすなわくにみちければすなわなり。およきなり。およからざるなり。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句