斗筲の人、何ぞ算うるに足らんや
斗筲の人、何ぞ算うるに足らんや
- 出典:『論語』子路第十三20(ウィキソース「論語/子路第十三」参照)
- 解釈:器量の小さいつまらない人物ばかりで、数える値打ちなどない。「斗」は、一斗入りの枡。「筲」は、「そう」とも読む。一斗二升が入る竹製のかご。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、噫、斗筲之人、何足算也。
子曰く、噫、斗筲の人、何ぞ算うるに足らんや。
- 噫 … ああ。嘆息をあらわす言葉。
- 斗筲之人 … 枡で量るような、器量の小さい人物。「斗」は、一斗入りの枡。「筲」は、「そう」とも読む。一斗二升が入る竹製のかご。量の少ないことの喩え。
- 何~也 … 「なんぞ~ん(や)」と読み、「どうして~(する)のか、いや~(し)ない」と訳す。反語の意を示す。
- 足算 … (士として)数える値打ちがある。「算」は「数」に同じ。
- 詳しい注釈と現代語訳については「子路第十三20」参照。
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